母拳・母掌

母拳、母掌は中庸でなければならない。

中庸とは技法として表れる以前の形でなければならない、ということである。

未発の形であり、未発の勁が有されていなければならないのである。

八卦における八大掌と八母掌の違いがここにある。

八卦拳における八大掌は八掌拳がそれに相当しよう。

楊家では簡易式と老架式が母拳に近い。双辺などは砲捶に近いであろう。

あえて言うならば新架式が八大掌ということになろうか。