動物裁判

西洋中世史学者の池上俊一の著した『動物裁判』を読む。

鯨やイルカに就いての西洋人と日本人との意識のズレを感じることはよくあった。

最近では牛肉においても。

そうした動物に対する意識のズレの根源を理解するには面白い本である。

牛肉などの問題でも、西洋中世の宇宙観あたりにまで視野をひろげて考えてみると、より深い理解ができるのではなかろうか。