植芝盛平の感性

剛柔相摩、八卦相トウを、既に植芝盛平は指摘している。

「水火の擦れ合う響きによって」というような言い方であるが、独自にこうしたエネルギーの動きを感得していたらしい。

修行がある段階を超えると、自然に奥義書に記されているようなことを体験することがある。これを指摘するのは指導者の役目である。

先入観を与えないため、そして境地をより正確かつ簡単に知るために、こうした内容は秘伝とされている。