ウイジニ、スイジニ

植芝盛平は「ウイジニ、スイジニと踏み分けて、クニトコタチとこうなるんです」と、言っていた。

これは双重の禁忌を述べたものである。

ウイジニ、スイジニは泥の神で大地を神格化したものである。

この様に陰陽が「合」う形となって初めてクニイコタチ(国常立)となる、柔構造としての身体が確立されるのである。

植芝盛平の言葉は中国武術を基にするとその意味が明らかと成る。