理論と実際

新架で用法が抜けていると実際の形と用法とが重ならなくなる。

例えば単鞭では、よく左腕で相手を跳ね飛ばす用法が解説されているが、これでは単鞭の用法である「採」が活きていない。

左手で持つことを「採」で表している場合もあるが、持たなくてもこの技法はできる。

通常示されているのは「採」というより「推」である。「推」は四正四隅の技法にはない。

四正四隅を行ったうえでの展開となる。