常世と常夜

先天の玄なる世界は永遠の世界でもある。本来、神仙術はこうした世界を追究していた。不老不死である。しかし、これが肉体的な不老不死と誤伝されて誤謬の歴史が始まった。その最たる時期は唐代であり、多くの人が水銀を飲んで亡くなった。常世とは永遠の世界であった。また釈尊は不死の法門を開いた。これらは全て先天の世界のことを言っているのである。