浮落

珍しい技がオリンピックで出ていた。

「浮落(うきおとし)」である。

これは空気投げと称される技らしい。
空気投げには三船久蔵の作った隅落が有名である。

浮落は作家で、パイプの愛好家としても有名な石黒敬七が作ったらしい。

それにしてもこうした技の詳細は『講道館柔道 投げ技』上(醍醐敏郎)に実に詳しく書いてある。

同書は日本の柔術技法を知る上での極めて優れた名著である。