風を生じる

呉鑑泉が套路を打つと「風」が生じたという。

八卦拳でも走圏の時に「風」を感じることがあった、とされる。

慢練で蓄積された情報が、そのまま快練で打たれると、ゆっくりしているようでも「速い」動きになっている。

高速で回転しているものが止まったように見えるのと似たところもある。

民族医学で「風」は「呼吸」とされることが多い。真息を得たとき、套路に「風」が生じるのであろうか。