中段の構え

武術の根源とは、要するに「中段の構え」にあるようである。

これを如何に完成させるか、にある。

形意拳では、ひたすらこれを練る。五行拳はその変化に過ぎないし、十二形でも中段の構えを基本としている。

八卦掌において、必ずしも正確な歩法が伝えられなかった人たちの間にも名人が生まれたのは、中段の構えを練ったからであると思われる。